定年して、家に引きこもりがちではないですか。
定年男性は時代劇や野球ばかり観て、家族とも友人とも話をする機会が減ってませんか。
主婦の方もドラマやバラエティーばかり観て、人と集まり話をする機会が減ってませんか。
話をしないと脳を使わなくなり、早くボケがちです。正確にいうと認知症になります。
知人の70歳くらいの人が、毎日まいにち朝から晩まで時代劇を観るという生活を何年も続けた結果、早くに認知症を発症してしまい、介護施設に入所してしまいました。
健康麻雀とは
健康麻雀とは、通常の麻雀に3つのルールを足したものです。
いや、3つのルールを引いたものかな。
- お金を賭けない
- タバコを吸わない
- お酒を飲まない
という健康的なルールが加味された文字通りの「健康」的な麻雀です。
健康麻雀はギャンブルではなく、純粋に麻雀をゲームとして楽しみます。
脳を活用するため、認知症、アルツハイマー、若年性認知症を抑制し、脳内のニューロンを増やして様々な老化による現象を防ぎます。
一般的なところでは
- カルチャーセンター
- カルチャースクール
- 雀荘(午前中のみなど)
- それに加え高齢者のデイケア
- 老人ホーム
などで定期的に行われています。
雀荘では1時間1,000円程度で遊ぶことができます。
公共の施設や、デイケアなどではもっと格安や無料で遊べます。
麻雀のルールを知らない方でも、初心者向けに麻雀教室を開催しているところもあります。
主婦の方は麻雀教室で主婦友ができるかもしれません。
パソコンで集計して、全国のランキングやお楽しみ賞品があったりします。
(シニアに人気の「健康麻雀」とは? シニアコムより参照)
(健康麻将とは 一般社団法人日本健康麻将協会より参照)
健康麻雀は高齢者の認知症予防に効果



健康麻雀は高齢者の認知症予防に効果があると言われています。
それには3つの理由があります。
- 脳をすっと使い続ける必要がある
- 手、指をよくつかう
- 相手と会話し観察しなければならない
麻雀で重要なこの3つが、ちょうど認知症予防をするための行動にぴったり当てはまっているのです。
脳をすっと使い続ける必要がある
これまでやって来たゲームの中で一番複雑で一番面白いのが麻雀です。
トランプのセブンブリッジや花札よりぜんぜん面白い。
自分の手牌を見つつ、相手の捨て牌などで相手の手配を予想していく。
すべてが同時進行で脳を休める暇はなく、認知症予防に効果的です。
手、指を使い続ける



若い人にはなんでもない、手と指を使って「牌を横に17つ、2段に積む」という行為が、高齢者になると難しくなってきます。
義父や叔父も麻雀をするのですが、積む際に牌が「グチャッ」と崩れてしまうことが多いです。
手先を器用に動かすことも、認知症予防に繋がります。
3人の相手をずっと観察する
麻雀は、相手の表情、喋る言葉、態度を観察しておかなければならないでのす。
自分の手を組み立てつつ、相手の表情、言葉、態度で「もうすぐ聴牌(テンパイ。あと1つで上がれる)か」「いやリーチはまだ先か」「役は重いのか、軽いのか」などと推理していかなければなりません。
自分の手牌だけ見ていたら、ダマテン(リーチをせず、ワザとだまって聴牌)の人にいきなり振り込んでしまうことになります。
とにかく考え続けるため、高齢者の認知症予防に効果的です。
会話が多い、会話をしないといけない



麻雀そのものが4人(または3人)で喋りながら行う競技のため、自然と喋るようになります。ポンとかチーとかちゃんと言わないと違反になります。
家で妻や夫とほとんど喋らない高齢者の方でも、麻雀では喋るハメになります。
たくさんお喋りをすることも認知症予防になります。
健康麻雀の脳への効果



日本健康麻雀協会から依頼で、諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授が脳の働きを調査した結果です。
「麻雀中の高齢者の脳の血流の変化を調べると、記憶をつかさどる前頭葉での血流が増加した。また、他人の考えを量るための側頭頭頂接合部の活動も活発化した。脳年齢は実年齢より3歳若かったという」
Jcastニュース より参照
脳が3才若返ると述べてあります。が、実際に週に4回ほど健康麻雀に通っている60代のAさんは、もっと若く感じられます。
別の記事では脳の血流を実際に測られています。



同じく諏訪東京理科大学 篠原 菊紀教授より
「言語野、情報や記憶を保持し答えを出す機能(ワーキングメモリ)に関連する部位が活性化しています。実際にしゃべっらなくても『もうリーチか』『そこでドラ?』など、脳内では言語で激しく考えているためと思われる」
麻雀ゲームによる認知症予防の研究 シグナルトークより参照
健康麻雀のメリット



健康麻雀には次のようなメリットがあります。
- 高齢者の認知症予防に効果がある
- タバコ、酒を飲まないため、健康によい
- 女性が多い
- 一人孤独に家にいることが少なくなる
1.認知症予防に効果がある
仕事をリタイアした方などは、何もやることがなく脳がどんどん退化していきます。
定期的に健康麻雀に通うなどすると、脳を使う、手を使う、会話を行うことなどによって認知症予防になります。
2.タバコ、酒を飲まないため、健康によい
タバコを吸わないとが健康によいのはまあ、その通りですね。
高齢の方で仕事がないと、つい朝から酒を飲んだりする方がおられます。
飲みすぎはアルコール依存症になる危険がありますが、それを防ぐことができます。
3.女性が多い



女性が多いというのはAさんに聞いた話ですが、7対3くらいで女性のほうが多いとのことです。
タバコ禁止、酒禁止が理由だと考えられますが、おしゃべりが楽しいのかもしれません。
「まだモテたい!」という元気な方は、お金がかからない、健康的、という点からスナックに行くより健康麻雀がおすすめです!
お金は賭けないものの、こっそり裏でタバコを掛けている、という話は聞いたことがあります。
4.一人孤独に家にいることが少なくなる
なんらかの事情で一人で家にいるような生活になると、寂しいばかりにテレビをずっとつけっぱなしにする方も多いようです。
水戸黄門 → 大相撲 → プロ野球と毎日同じ番組ばかり繰り返していると、受け身で何も考えなくてもよいためどんどん脳が退化していきます。
健康麻雀であれば、最低でも半日、場合によっては1日中誰かと喋り考え続けることになり、寂しさもまぎれ、認知症予防にも効果的です。
健康麻雀のデメリット



健康麻雀のデメリットとしては、このようなものがあります。
- 口三味線禁止
- 覚えるのに時間がかかる
1.嘘八百の口三味線は禁止
日本健康麻雀協会では、マナーを指導しており、口三味線(うそ八百をならべて相手を騙すこと)は禁止とあります。
しかし、そもそも麻雀そのものが相手を騙すゲームなので、口三味線がないとちょっと物足りないですね。
三味線でダマすのも見破るのもテクニックのうちなので。
2.覚えるのに時間がかかる
麻雀をまったく知らない方は、一から覚えないといけませんね。
麻雀は将棋や花札と違い複雑なため、1日ではとうてい覚えられません。
1週間くらいかけてやっとひとりで打てる、そのくらいのイメージで勉強してみましょう。
健康麻雀の覚え方



本やDVDを買って読む
例えばこのような本やDVD。4巻もあるほど、麻雀は複雑なのです。
麻雀入門セット
\楽天DVD 麻雀入門 /
自宅のこたつ・テーブルで麻雀
週末は自宅で家族で麻雀する家もありました。昔ですが。
\ 楽天 麻雀牌とマットのセット /
スマホのゲームでルールを覚える
これらはルールだけは覚えられますが、麻雀ので重要な「駆け引き」が覚えられません。
これはもう、実戦経験を詰むしかないですが、麻雀放浪記の小説や映画を観るのもありです。
麻雀放浪記(初期)の映画をみる



阿佐田哲也という有名な雀士の若い頃(戦後)麻雀で食っていた話を小説化し、さらに色々な画家がマンガにし、とうとう映画にもなったという名作です。
映画は、小説通りの戦後時代の話と、「麻雀放浪記2020」というあの逮捕されたピエール瀧が出演しているのに上映されたという話題作の二通りがあります。
とりあえず初期のほうを見てみてください。
これはもう、博打・イカサマ・騙し合いのオンパレードで、家や命を失ったりします。
「カイジ」が好きな人はハマるかもしれません。
真田博之、鹿賀丈史の若い頃の出演作で、一見の価値ありです。
健康麻雀の口コミ
Googleに健康麻雀の口コミがあったので、載せておきます。
福岡県福岡市中央区舞鶴2丁目
雀ケンポン【健康麻雀】【ノーレート】という雀荘です。
Googleマップで「ノーレート」と記述されているのが健康麻雀です。
大邊修
GoogleMap より引用
一人でも長く楽しめます。場代も何もないです。ただ少し独自ルールがあります。
おんてい
GoogleMap より引用
一人でも利用できるとのことで利用しました。お年寄りの方がほとんどですが、独自のローカルルールを入れ分かりやすくしているため、初心者から上級者まで楽しむことができます。
困ったらスタッフが丁寧に対応してくれる文字通り健康的な場所です。
Kenji Egashira
GoogleMap より引用
一切賭けをしない雀荘で、純粋に麻雀をしたい人に非常におすすめです。
初心者の方も大丈夫ですが、初心者の方は午前中のみOKだそうです。
まとめ 健康麻雀とは?高齢者の認知症予防に4つのメリット
記事中Aさんは健康麻雀が楽しみになり、自分からデイケアに行くようになったそうです。一生楽しめます。
最近は雀荘が健康麻雀用に変わったところもあるらしいですね。
もし家族で麻雀ができれば、認知症予防になり、コミュニケーションにもなりいいことずくめです。
まずは無料のスマホ麻雀ゲームでルールを覚えてみましょう。
〇消費者庁 景品表示法