- 年をくってからというもの、どうも最近カラダの調子が悪い
- 寝ても疲れがとれないし、朝起きれない
- 土日はゴロゴロして活発に動けない
- 息子がたたない、中折れする
もしかしてそれは、男性の更年期障害かもしれませんよ!
更年期障害は女性だけでなく、男性にもあるのをご存じでしょうか?
男性更年期障害(LOH症候群)といい、のばせ・多汗、倦怠感、骨密度低下、筋力低下、頭痛・めまい・耳嶋り、だるい、やる気がしない、集中できない、などの症状が起きます。
精神的には、不眠、イライラ、ED、集中力・記憶力の低下、うつ症状が現れます。
原因は主にストレスなどによる男性ホルモン(テストステロン)の減少です。
それが身体や精神の不調につながるのです。
更年期障害は、もともとは女性の閉経前後の体調不良を意味していました。
しかし最近では、男性の加齢による更年期障害が注目されはじめました。
ほぼ40代後半からで、50~60代の男性が多く発症します。
男性更年期障害(LOH症候群)とは



男性の更年期障害は、女性のように閉経前後と限定せれることはなく、ほぼ40代以上でテストステロン(男性ホルモン)が減少することによって起こります。LOH 症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)とも言われます。
テストステロンは脳に働き、意欲(元気ややる気)を促し、筋肉を増強、骨密度を維持するなど様々な働きをします。
そのテストステロンが減少することで意欲や元気がなくなり、身体の筋力も弱まりさまざまな症状がでてくるのです。
また、心理的ストレスを長く受けると脳が「テストステロンを作らないように」と指令を出し、それが原因で男性更年期障害になる人が増えています。
50~60代は会社や家庭で最もストレスを受けるため、その年代で男性更年期障害になる人が多いのですが、40代から発症する人もいます。
女性のように「閉経した」とはっきりわかる症状はなく、40代以降じょじょに症状が現れてきます。
本人がはっきり自覚しないうちに症状が重くなる場合が多いのです。
男性の更年期障害の症状



男性の更年期障害は具体的にはこのような症状が起きます。
精神的な症状
- うつ
- 集中力の低下
- 記憶力の低下
- いらいら
- だるい、疲れやすい
など
身体的な症状
- 精力の低下(ED)
- 勃起力の低下
- 発汗
- 筋力の低下
- 頻尿
- メタボリック症候群
- 肥満
- 糖尿病
- 高脂血症
など
特に、精力が低迷する症状が目立ってきます。
EDは更年期障害の症状に加え、生活習慣病の高血圧・高血糖などと症状が重なってしまうため、判断が難しくなります。
40代から発症することもあれば、60代を過ぎてから発症することもあり、広範囲の年齢で起こります。
男性更年期障害のチェック表(AMS)
症状をチェックしてください | なし | 軽い | 中程度 | 重い | 非常に 重い |
総合的に、調子が思わしくない(身体) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
関節や筋肉の痛み(身体) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
ひどい発汗(身体) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
睡眠の悩み(身体) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
よく眠くなる、疲れを感じる(身体) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
いらいらする(心) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
関節や筋肉の痛み(心) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
神経質になった(心) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
不安感(身体) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
疲労、行動力の減退(身体) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
筋力低下(身体) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
憂うつな気分(心) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
絶頂期は過ぎた、と感じる(性) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
力尽きた、どん底にいる(心) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
ひげの伸びが遅い(性) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
性的能力の衰え(性) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
朝立ちの減少(性) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
性欲の低下(性) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
AMSの評価(点数)
点 数 | 症状程度 |
17~26点 | なし |
27~36点 | 軽度 |
37~49点 | 中程度 |
50点以上 | 重度 |
男性更年期障害の原因



加齢やストレスにより、テストステロン(男性ホルモン)が減少して起こります。
男性ホルモンが減少した「症状」の結果、さらに男性ホルモンが減少するという悪循環もおこります。
大阪大学大学院・医学系研究科・器官制御外科学(泌尿器科)准教授 辻村 晃先生のお話より引用させていただきました。
例えば、最近ビジネスマンの間で何かと話題になっているうつ病ですが、その前段症状ともいわれる抑うつ感がEDを招く、反対にEDが抑うつ感を招くという関係が認められています。
日本新薬 働き盛り世代を襲う男性更年期障害 男性ホルモン低下が招く多様な症状 より引用
また、テストステロンの低下が抑うつ感につながる一方、抑うつ状態にあるとテストステロンが低下することも分かっています
病気のせいで別の病気になり、その病気のせいで元の病気も悪化する、これは早く手を打たないといけませんね。
男性更年期障害の治療



男性更年期障害で行くところは泌尿器科です。
新しい病院には「男性更年期外来」「メンズヘルス外来」などがあるようです。
治療法としてはテストステロン(男性ホルモン)を筋肉注射、または塗り薬で補充します。
ただ、日本では注射によるテストステロンの補充のみ保険適用で、経口剤、塗り薬は保険が適用されないので要注意です。
テストステロンを無理やり増やす方法は副作用が多いため、医師の判断で行うべきです。
また症状が軽い場合はカウンセリングで治ることもあるそうです。
男性更年期障害を改善する方法
男性の更年期障害を治すには、テストステロン(男性ホルモン)投与の治療のほかに、自分で生活習慣を変えて改善していく方法もあります。
1.更年期障害を改善するウェイトトレーニング



ウェイトトレーニングは要するに筋トレ。
あえてウェイトトレーニングと書いたのは、「走る」「ロードバイク」などの軽負荷の有酸素運動ではなく、ダンベル・バーベルなどを使い筋肉を痛めあげる筋トレが更年期障害に効くからです。
筋肉に大きな負荷を与えると、身体は筋肉がその負荷以上に耐えられるよう太くたくましくしようと働きますね。
その際にテストステロン(男性ホルモン)が分泌され、ついでに更年期障害が改善されます。
身体が筋骨隆々になり更年期障害も改善すれば、一挙両得ですね。
2.更年期障害を改善する食事



ネギ系、ネバネバ系
- ニンニク、ニラ、玉ねぎ
- 山芋・オクラ・納豆
ニンニクを含むネギ類は、男性ホルモンを増強します
山芋などのネバネバ系も、同じく男性ホルモンを増強します
高タンパクであること
- 肉
- 卵
- 乳製品
身体を作るタンパク質も必要です。
3.十分な睡眠も障害を改善する
男性ホルモンは睡眠中に分泌されるため、しっかり眠ることで症状が改善されます。
次のことに気をつかいましょう。
4.お風呂をぬるめにすると眠りやすくなる



ご存じだと思いますが、ぬるめのお風呂(38度くらい)は副交感神経が優位になり、リラックスして寝つきがよくなります。
逆に熱いお風呂(40度以上)は交感神経のほうが優位になり、目が覚めてしまいます。
自律神経の関係から、ぬるめのお風呂に入りましょう。
5.寝酒を避ける
酒は睡眠を浅くし、深い十分な睡眠をとれなくなります。
6.寝る前のスマホを避ける



寝る前のスマホも、ブルーライトのせいで寝付きにくくなります。
ふとんに入るとついスマホを手にとりがちですが、寝る1時間前に用事は済ませておきましょう。
7.寝る前のパソコンも避ける
パソコンも、至近距離からの液晶モニターからのブルーライトで寝つきが悪くなります。
代わりに読書をして眠くなりましょう。
●ブルーライトとは
ブルーライトとは波長が380nm(ナノメートル)~500nmの青色光。
可視光線の中でも、最も波長が短く、強いエネルギーで角膜や水晶体を通過し網膜まで届きます。
スマホやパソコンのディスプレイに多く含まれています。
眼に大きな負担をかけるため、厚生労働省からは1時間のデジタル機器作業を行った場合、15分の休憩を取ることが推奨されています。
8.遊びより、睡眠のための布団と枕にお金を使う
低反発素材など身体に負担をかけない寝具で爆睡しましょう。
「睡眠は人生の3分の1」というコマーシャルがありましたが、まさにその通りです。
特にうつっぽい方は、寝不足だと翌日さらにうつっぽくなります。
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9.精力剤に頼る
精力剤はご存じのように千差万別、ご存じの通りピンからキリまでありますね。
有名な商品のトライアル版があったため購入してためしてみました。クラチャイダム・ゴールドです。
500円で購入できたので、体験談をレポートします。
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更年期障害は男性にも起こる!その症状と9つの改善策
更年期障害を防ぐために「ストレスを溜め込まない」というのもあるのですが、誰も好きでストレスを溜め込むわけじゃないし避けようがないため、特には書きませんでした。
ウェイトトレーニング(筋トレ)をするとエストロゲン(男性ホルモン)がたくさん出るようにになるのは有名で、そのため男性更年期障害の改善になります。
いちばん嫌なのが精力がなくなることですが、これは経験上、ED治療薬やサプリで補えます。